名古屋グランパスエイトが新加入のDFキム・ミンテの決勝弾で7試合ぶりの白星を手にした。札幌から期限付き移籍してきたばかりで、いきなり先発デビュー。中谷と組んだCBで湘南の攻撃を阻み、0-0の後半29分、CKから頭でゴールを決めた。

この試合まで3連敗の名古屋は、6試合勝ちなしだった。その間、オウンゴールのわずか1得点。ほころびを見せていた堅守の立て直し、そして深刻な得点力不足を新戦力が解消した。

主将のDF丸山が5月に右膝を今季絶望の大けがで離脱。その中での補強で、キム・ミンテも「変化をつけたかった」。札幌では3バックの中央だったが、4バックの名古屋は「自分には合うと思っている」と話していた。

「来てまだ3日なのに使ってくれた(フィッカデンティ)監督に感謝です」。それ以上にチームとして感謝の活躍だった。