ジュビロ磐田が土壇場で引き分けに持ち込んだ。

ホームで、前節まで最下位のSC相模原と1-1のドロー。前半はボールを支配しながらも攻めあぐねると、セットプレーから先制点を許した。同37分、ゴール中央からのFKを直接決められ、失点。チームは3試合連続で先手を取られる苦しい展開を強いられた。

最近2試合、東京ヴェルディ戦とツエーゲン金沢戦は逆転勝ち。鈴木政一監督(66)は「攻め続けたことで結果につながった」と評価していたが、守備は7試合連続失点と安定感を欠いている。1点を追う後半13分には、右クロスをFWルキアン(29)が頭で合わせた。シュートがゴールラインを割ったかのように見えたが、ノーゴール。微妙な判定となったが、同44分にMF山本康裕(31)の右足ミドルで同点。順位は2試合死守していた首位の座を京都サンガF.C.に明け渡し、2位に後退したが、最低限の勝ち点は積み上げた。【神谷亮磨】