ヴィッセル神戸が北海道コンサドーレ札幌との接戦を制した。前半22分に右サイドからFW武藤嘉紀(29)がパスを入れ、絶妙なタイミングで走り込んだMF中坂勇哉(24)が落ち着いて右足で先制ゴール。札幌のシュート数は14本、神戸は4本と数少ないチャンスを得点へとつなぎ、ホームで貴重な勝ち点3をつかんだ。チームはJ1リーグ順位を4位へと上げた。三浦淳寛監督(47)の一問一答は以下の通り。

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-試合の総括を

三浦監督 立ち上がりから前へ圧力をかけてくる札幌に対して、予想をしていた中でしっかりとした守備をし、相手が前がかりになっても、しっかりついて行こうと話していた。その苦しい中で得点を決めたのは非常に良かったと思います。もちろん課題もあったと思います。ボールを奪った時、しっかりとゲートをのぞきながら、ボールを前進させる。もちろん背後をしっかりと狙っていこうという意図はあったが、そこのバランスをしっかり整理できたらなと思います。ただ、試合を90分通してチーム全体の失点をしない、粘り強く戦うということに関しては本当に全員がアラートを持って戦っていた。失点せずにクリーンシートでゲームを終えるのは、成績を残す上で非常に重要なところだと思う。選手スタッフ気持ちがひとつでクリーンシートで終えて良かったです。

-前半、FW武藤、FW大迫に長いボールが出ていた

三浦監督 やはり、前に引き込んだ状態で、前が同数になるのは分析していた。そこをしっかりとついていく。武藤に関しては、1対1の体が強いですし、そこで1本剥がしていく時に必ず得点チャンスが生まれる。そこはしつこくいくようにと言っていた。

-途中右足首を痛めた武藤の状態

三浦監督 本人は我慢強い選手なので、現状では足首をひねった状態。今できることをするしかないですから、徹底したアイシングが回復につながると思います。