横浜FCと横浜F・マリノスのダービーマッチは引き分けに終わった。

前半36分、横浜FCのMFアルトゥール・シルバが負傷し、代わってFWジャーメインがピッチに立った。2分後の38分、ジャーメインがエリア内でMF瀬古の浮き球パスをマイナス方向に折り返すと、中央に走り込んだFWサウロ・ミネイロがこれに合わせて、横浜FCが先制点を決めた。

対するF・マリノスは後半17分、FWレオ・セアラが相手GKと交錯してPKを獲得。これをFWマルコス・ジュニオールが決めて同点に追いついた。同28分にはMF渡辺が2度目の警告で退場となり数的不利になったが、直後の32分にMF扇原のスルーパスから東京五輪代表FW前田が左足で追加点を決めた。前田はこれが今季16点目で、得点ランク単独首位に躍り出た。

しかし後半44分、横浜FCはゴール前での混戦から最後はFWサウロ・ミネイロが押し込み、劇的な同点弾を決めた。リーグ戦で6度目の横浜ダービーは、両者猛攻の末に初の引き分けという結果に終わった。