首位ジュビロ磐田は2-2で前節19位の愛媛FCと引き分けに終わった。1点リードの後半は守備が後手に回り、2失点。同39分にMF鈴木雄斗(27)がヘディングで同点としたが、追加点は奪えなかった。鈴木政一監督(66)は「後半はボールに(プレスが)いけない。マークもアバウトで2失点した」。前節は15位栃木と1-1。この日も19位(前節終了時)の相手に痛恨のドローとなった。

2得点を挙げた鈴木雄は「正直悔しい」と浮かない表情だった。それでも、チームは最近12戦負けなし(7勝5分け)で首位を死守。相手から研究されながらも、勝ち点は積み上げている。大宮との次戦は、リーグトップ20得点を挙げているFWルキアン(30)が累積警告で出場停止。チームの真価が問われる一戦に向け、DF山本義道(26)は「1試合を通して自分たちのサッカーを貫けるかが大事」と顔を上げた。【神谷亮磨】