ガンバ大阪の韓国代表DFキム・ヨングォン(金英権、31)が、今季限りで退団する可能性があることが7日、分かった。

複数の関係者によると、今季で契約満了となる同選手に、G大阪は2年の契約延長を提示したものの、韓国Kリーグ蔚山から3年の大型オファーが届いた。22年はW杯カタール大会もあり、3大会連続代表入りのためにも、初めて母国でのプレーを選択する可能性があるという。

3年間在籍したG大阪では、左利きの不動のセンターバックとして活躍。186センチ、74キロの頑丈な体で1対1に強く、攻撃の起点となるパスやボールを前線に運べるキープ力で得点に絡んできた。現在は故障で離脱中だが、G大阪は最大級の評価で延長オファーを出している。

キム・ヨングォンが蔚山を選択すれば、プロ生活で初めての母国でのプレーとなる。大学卒業後はJリーグのFC東京、大宮アルディージャ、中国の広州恒大を経て、19年にG大阪入り。Jリーグには計6年在籍し、ここまでJ1通算139試合1得点の成績を残している。