今季限りでサッカー国内トップリーグの担当審判員を勇退した家本政明氏(48)が6日、オンラインで取材対応した。

引退については5年以上前から頭の中にはあったと明かした。最終的に決心したのは20年末だったという。

ラストマッチの担当試合が横浜-川崎F戦と事前に発表されていたこともあり、スタジアムにはねぎらいの横断幕も掲げられるなど、いつもとはまた違った雰囲気も漂った。家本氏は「自分は(試合の)主役じゃないのではずかしかった」と照れ笑いを浮かべて振り返った。試合前後には選手から「楽しんでくださいね!」などと声をかけられたといい、「すごく心を動かされた。ずっと夢の中にいるような、真っ白な感じだった。一生忘れられない言葉、彼らの表情、空気感だった」と晴れやかな顔つきで語った。