大阪府内で自主トレ合宿中の横浜FCのFWカズ(三浦知良、54)が15日、おこしやす京都(関西リーグ1部)から獲得オファーを受けたことを認めた。カズは「(先方とは)会いますよ。オファーを出してくれているクラブは、オーナーやGMだったり(と会う)。横浜FCを通して連絡が来ています」と説明した。

既にJFLの鈴鹿と高知など、5クラブが獲得の動きをみせている。現状、兄の三浦泰年氏が監督兼ゼネラルマネジャーを務める鈴鹿が、天然芝の練習場もあることなどから1歩リードとみられる。だが、鈴鹿では、元執行役員による内部告発など多額の金銭を巡る騒動が起きている。カズは「僕も心配ですけどね。やっぱり、自分の兄貴がいるんで。心配して(周囲から)連絡がきてますけどね」と複雑な表情だった。

カズは「カテゴリーは関係ない」「ビジョンがあるチーム」などと移籍先の条件を掲げ、自らを必要としてくれるクラブに門戸を広げている。ここまで、「実際に会って話したのは(残留要請を受けた)横浜FCともう1つくらい。いろんなオファーや連絡はあったが、実際に会って話すのはこれから」とした。