FC東京が16日、小平市内のクラブハウスで始動した。終了後に今季から就任したアルベル・プッチ・オルトネダ監督が取材対応し、新加入のMF松木玖生(18)について「成長を見守ってほしい」と語った。

松木は青森山田高(青森)の主将として、直近の高校選手権で優勝に貢献。決勝でもゴールを決めるなど、抜群の存在感を放った。指揮官は「プレッシャーから解放してあげることも必要」と、プロという未知の領域に臨む18歳を思いやった。

高校3年間ですべて高校選手権決勝に進み、3年時に優勝。その実績に「素晴らしいプレーをしたのは間違いない」と評価した。一方で「国内の同年代の大会で活躍した、それ以上でもそれ以下でもない。彼はまだ若い」と冷静に分析。

スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英(20)も苦労を重ねながら戦っていることを例に挙げ「同年代のヨーロッパの選手と戦ったら、そこで結果を残すことはとても難しい。まずは地に足をつけて」と、焦らずに順調に成長を続けることを期待した。