サッカー関西学生リーグ1部の大阪学院大(吹田市、白井元康総長)は25日、Jリーグ前愛媛FC監督の実好礼忠(さねよし・のりただ)氏(49)が2月1日付で新監督に就任すると発表した。2007年から指揮していた藤原義三氏は勇退する。

愛媛・南宇和時代は高校選手権で日本一の経験がある実好氏は、立命大から1995年にプロ入りし、G大阪一筋のDFで活躍。J1通算236試合1得点のセンターバックで、引退後はG大阪や名古屋グランパスなどでコーチを、20年は京都サンガFC(当時J2)、21年は愛媛(当時J2)を指揮した。

また、昨季までJリーグ・ガンバ大阪GKコーチを務めた松代(まつよ)直樹氏(47)が、GKコーチに就任することも発表された。天理大からG大阪入りし、現役13年間、すべてG大阪に在籍し、引退後も同クラブで指導者の道を歩んできた。J1通算131試合の経験がある。

2人はともに、G大阪の2005年Jリーグ初優勝を経験するなど黄金時代を支えてきた。

1967年創部の大院大は、関西学生1部で2007年秋季リーグに初優勝。2018年は関西学生選手権で初優勝し、総理大臣杯は準決勝進出の実績がある。卒業生をJリーグへも輩出しており、今季は実好新監督を中心に強化を進めていく。

 

【大院大の新チーム体制】

部長・後藤登

顧問・高井正泰

監督・実好礼忠

コーチ・石櫃洋祐

GKコーチ・松代直樹