沖縄・金武でキャンプを行っている浦和レッズのDFアレクサンダー・ショルツ(29)が29日、オンライン取材に応じた。

昨季途中に浦和に加入したため、キャンプは初めて。温暖な地でトレーニングを続け、2年目のシーズンへ手応えも十分。「昨年も頑張ったが、トップコンディションまで持っていくことができなかった。今季は開幕からシャープな動きを見せたい」。

日本の文化に興味津々で、沖縄にも英訳された日本の小説など7冊を持ち込んだという。苦手だった納豆にも挑戦を続け、今では好んで食べるほどになった。「もう90%日本人です。ただ食事の時、近くに座ってるキャスパー(FWのユンカー)が、くさい、食べた後の息もくさいと言っているので、そこをどう解決するかが今の問題だよ」とユーモアたっぷりに話した。

今季はクラブが掲げる「3カ年計画」の3年目で、リーグ優勝が絶対目標。「去年の(王者の)川崎フロンターレも2敗しかしてない。そのようなレベルまでいかないと優勝はできないということ。まずはいいスタートを切らないといけない」。攻撃の起点となり、ドリブルでの仕掛けも持ち味。昨季得点はなかったが、初ゴール披露にも気合を入れる。「今シーズンは必ず1点以上取りたいと思っているよ」。日本大好きなディフェンダーが、チームを頂点へ押し上げる。