ヴィッセル神戸は9日、DF菊池流帆(24)が本拠地ノエスタのJ1リーグ戦のシーズンシートを購入し、ファンを各試合に招待する「DAVID(ダビド)シート」を設置すると発表した。

ダビドとは自身の愛称「ダビドリューホ」からで、元ブラジル代表DFダビド・ルイスを尊敬している。自身の背番号にちなみ、1試合17席の招待になる。

東日本大震災から11年目となる3月11日の鹿島アントラーズ戦から設置し、同日は故郷の岩手・釜石市出身の菊池が「東北に元気を与えたい」という熱い気持ちで、通常17席のところを34席に増席して招待する。

応募対象者は試合によって異なり、クラブの公式ホームページにて掲載される。鹿島戦は「東北を愛する方」になる。

菊池はクラブを通じて「MAKINOシート(DF槙野智章による招待シート)を見て、すぐに行動できる槙野選手を尊敬し、刺激を受けました。少しでも勇気や元気を与えられればと思い設置しました」などとコメントしている。