J3アスルクラロ沼津は17日、沼津市の日枝神社で必勝祈願を行った。渡辺隆司社長(63)を含む4人が参列。選手陣を代表して、MF菅井拓也(30)が出席した。来月12日のアウェーSC相模原戦(ギオンス)で、今季開幕を迎える。

出席者は神妙な面持ちで勝利を祈り、玉串を奉納。最後は絵馬に今季の決意をしたためた。渡辺社長は「全力!」、今井雅隆監督(62)は「感謝」。菅井は「全力・本気・団結」と記し、「クラブとして本気度を示すシーズン。目の前の試合を全力で戦っていきます」と意気込んだ。

必勝祈願後は、沼津市役所を訪れ、頼重秀一市長(53)を表敬訪問した。現在クラブはJ3ライセンス維持のため、クラウドファンディングなどを行い、約1億円のスタジアム照明改修資金の調達に動いている。渡辺社長は「フロントも精いっぱい頑張りますので、ご支援のほどよろしくお願いします」と訴えた。

同市は支援のため、17日から改修資金の募金箱を市役所の窓口などに設置した。頼重市長は「県東部地域からJリーグの灯を消さぬよう、情報と課題を共有して取り組んでまいります」と話した。【古地真隆】