J1浦和レッズは10日、MFダビド・モーベルグ(27)の加入会見をオンラインで行った。

背番号10を託された、期待の新外国人。政府が1日から新規入国者の規制を緩和したため、来日が可能となった。

赤いユニホームに身を包んだモーベルグは、早くも優勝に向けて闘志がみなぎる様子。「ACL、Jリーグさまざまなタイトルがとれるチーム。そこが自分の野心に触れたところ。10番は今まで偉大な選手が付けてきた。そのような選手にまけないように、しっかりといいプレーを見せていきたい」。

スピードに乗ったドリブルを武器にする左利きのウインガータイプ。これまでチェコ1部のACスパルタ・プラハに所属しており、U-17から世代別代表の実績があり、スウェーデン代表では国際Aマッチ3試合出場で1得点をマークしている。

前日9日にチームに合流したばかりだが、来日前も限られた範囲でトレーニングを続けてきた。ロドリゲス監督とも浦和のトレーニング映像を見ながら、リモートで密にコミュニケーションを重ねてきた。「試合に貢献するまで、そんなに遠い、長い時間必要ないと思っています」と頼もしく話した。

ともに会見に出席した西野テクニカルダイレクターも「Jリーグで活躍するまでは、そんなに時間がかからないと思っている」と期待。

浦和は前節6日湘南戦(埼玉)で、リーグ5試合目にして今季初勝利。モーベルグの加入を受けてさらに勢いに乗りたい。