日本サッカー協会(JFA)の臨時理事会が15日に行われ、元日本代表監督でJ3今治代表取締役の岡田武史氏(65)が同協会の副会長復帰に向けた手続きとして、新理事に内定した。

27日に行われる日本協会の定時評議員会と理事会で、正式決定する。

岡田氏は16年3月に同協会の副会長に就任した。1期2年の18年3月をもって退任。その後は参与となっていた。

日本代表監督として98年ワールドカップ(W杯)フランス大会、10年W杯南アフリカ大会と、2度のW杯を指揮した。10年には日本以外の開催大会で初めて1次リーグを突破した実績を持つ。

同氏の副会長復帰は、7大会連続W杯出場を目指している森保ジャパンにとって大きな力になるはずだ。

 

◆岡田武史(おかだ・たけし)1956年(昭31)8月25日、香川県生まれ。大阪・天王寺高-早大-古河電工(現J2千葉)。90年に引退後は指導者となり、97年10月に日本代表コーチから監督へと昇格。98年W杯フランス大会を指揮。札幌、横浜の監督を経て07年に再び、日本代表監督に。監督時代の愛称は「岡ちゃん」。