鹿島アントラーズのFW上田綺世(23)が17日、鹿嶋市内の練習後にオンライン取材に応じ、バイラー監督のリーグ初陣での白星を誓った。

スイス人のバイラー監督は13日から全体練習に合流。初指揮となった15日のルヴァン杯・J2大分トリニータ戦は引き分けたが、19日の湘南ベルマーレ戦が初のリーグ戦となる。

現在、チームは2連勝中。上田は「監督も来たタイミングなのでまず1勝を監督に届けられたらいい。僕らにとってもすごく自信になる1試合になると思っている。監督の言っていることを体現しながらも、鹿島らしく、勢いを持ってチャレンジしていきたい」と3連勝へ意欲を見せた。

バイラー監督の練習では、各選手が速い判断と複数のパスコースに顔を出すことが求められ、パス回しからプレーのスピードが速くなっていた。

上田は「もともと、僕は頭を使ってサッカーをしている方。慣れてはいる」と頼もしく、「めちゃくちゃ何か変わったわけではない。その強度は僕らがもともと、持っていたもの。さらにスプリントの回数やパスの質、細かい部分のクオリティーを上げて、強度の向上につながったらいいかなと思っています」と話した。

上田は今季、リーグで4試合2得点。ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(24日オーストラリア戦、29日ベトナム戦)の日本代表にも選出された。日本代表については「まずは湘南戦があるので僕は今、そこしか考えられていないです」と話すにとどめた。