ヴィッセル神戸は21日、スペイン人のリュイス・プラナグマ・ラモス新監督(41)の就任を発表した。暫定的な就任となり、今後は別の新たな監督を招聘(しょうへい)する可能性が高いという。

リュイス新監督は、今年から神戸に新設された若手の育成担当(ヤングプレーヤーデベロップメント)コーチに就任しており、内部昇格の形になる。

クラブを通じて「皆が一つになって努力することができれば、必ずファンの皆さんに誇ってもらえるようなチームになれることを確信しています」などとコメントした。

スペイン・カタルーニャ州生まれのリュイス新監督は、母国でエスパニョール・ユース監督、グラナダなどで監督を務め、20年にJ3今治の監督に就任して7位につけた。21年は開幕から7試合で1勝という成績不振で契約解除になった。J3通算は16勝12分け13敗。

神戸はフロントも体制を変更することになった。昨年途中までJ2東京ヴェルディを指揮した永井秀樹氏(51)が、強化責任者のスポーツダイレクターに就任。ヘッドコーチの林健太郎氏(49)、アシスタントコーチの平野孝氏(47)は、スカウティング業務に転出する。

クラブワーストとなるJ1開幕7戦未勝利(4分け3敗)中の神戸は、20日に三浦淳寛前監督(47)を成績不振で契約解除とし、後任人事を協議していた。