セレッソ大阪は5日、柏レイソル戦(午後7時、ヨドコウ)に臨む。今節のJ1リーグは平日の夜開催となり、火曜日はC大阪-柏の1試合だけで、必然的に注目度は高い。他8試合は水曜日になる。

会場のある大阪市長居公園は桜の名所で、特に人通りが多い時期になる。それを分かった上で、4日のオンライン取材に応じた小菊昭雄監督(46)は宣言した。

「明日は本当に、私たちの1試合だけ。サッカーファミリー(ファン)のみなさまに、C大阪の強さをお見せできるようにしたい。ホーム試合で喜びあえるようにしたい」

クラブにとっては今後を占う試合になる。前節2日は3連覇を狙う川崎フロンターレの本拠地で4-1の歴史的大勝。王者のホーム連続無敗記録を25試合で止めた。火曜日も勝てば、今季初の連勝でホーム初勝利。勢いと実力を全国に再びアピールできる。

「柏は今季に入って非常に状態がいい。一瞬のスキでも見せればやられる。我々は勝つことで、優勝争いにかかわっていける重要な試合になる」

4位柏に勝てば順位こそ暫定で5位のままだが、勝ち点12で上位に肉薄できる。中2日の強行軍のため、一部選手は入れ替えが予想されるものの、公式戦4戦連発を狙うFW山田寛人(22)や、DFマテイヨニッチ(31)ら攻守の要は続いて先発するとみられる。

スペイン語で「桜」を意味するセレッソは、勝って本拠地を笑顔の花で満開にしたい。