柏レイソルがセレッソ大阪を1-0で下した。

23年パリ・オリンピック(五輪)を目指すU-21日本代表FW細谷真大(20)が前半25分、マテウス・サヴィオからのラストパスをゴール右に流し込んだ。その後はC大阪の猛攻にも耐え、値千金の1点を守り切った。

勝ち点16となり、川崎Fに得失点差ながら勝り、暫定首位に浮上した。

柏の決勝点は鮮やかなカウンターからだった。自陣ペナルティーエリア内でボールを奪取した前半25分、マテウス・サヴィオが50メートル以上独走するドリブルでボールを運び、ラストパスを受けた細谷がゴール右に転がした。

「サビオが本当に良い仕掛けをしてくれたので、ラストパスを落ち着いて流しただけです」と振り返る今季3点目。

昨季のゴール数に並んだことに「まだまだ決定的なチャンスがあるので、しっかり決めたい」と貪欲な姿勢を崩さなかった。

3月に行われたドバイ杯決勝戦(○1-0U-23サウジアラビア代表)では、決勝点を挙げて優勝に導く活躍をした。

帰国後も好調を維持。迎えたこの日の試合は後半22分までプレーし、最後まで前線からプレッシャーをかけたり、体を張たり。攻守にわたってアグレッシブ姿を見せた。

週末(9日)にはアウェーでリーグ2連覇中の川崎F戦と戦う。細谷は「全員がチームのやることを理解している。次節の川崎戦もきょうと同じことをやれば勝てる」と先を見据えた。