元日本代表FWで昨季限りで引退した大久保嘉人氏(39)が20日、大阪・舞洲でセレッソ大阪の下部組織に在籍する選手を指導した。

今月3日にC大阪のアカデミー技術委員に就任。

この日は川崎F時代に大久保氏を得点王に育て、現在はC大阪アカデミー技術委員長を務める風間八宏氏(60)、横浜や浦和などで活躍した那須大亮氏(40)と3人で技術指導した。

ボールを止める、蹴るといった基本動作から、ゴール前へ入る動きを熱心に教えた。

大久保氏は「伝えるだけだから(選手時代より)気が楽だね」と笑いつつ、将来的な監督就任については「今のところまだないです。(現役を)辞めてまだ少ししかたっていないし、ライセンスも持っていない。勉強しないといけない」と語るに止めた。

風間氏は「分かりやすい言葉で伝えることができるし、相手をどう攻略するかを知っている」と指導者としての大久保氏を評価した。

小学生から高校生までの男女46人が参加。

小学生の1人は「テレビで見た大久保さんとは違って、ちょっと優しかったです」と話して周囲を笑わせた。