東京ヴェルディとジェフユナイテッド千葉の「オリジナル10」同士の対決は1-1のドローに終わった。

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新型コロナウイルス陽性のために堀孝史監督(54)がベンチ入り出来なかったホームの東京Vは立ち上がりから、5バックで守る千葉の強度の高い守備にてこずった。なかなか本来のパス回しができず、ミスを連発。0-0のまま前半を折り返した。

後半7分には、相手FW桜川に入ったくさびのパスにDF陣が食い付いたところを、DF裏に抜け出したクラブOBの相手FW高木俊幸にダイレクトパスを出され、同FWに先制ゴールを決められた。

だが森田晃樹や阿野真拓といった中盤のテクニシャンタイプを次々に投入して流れを引き寄せた。同36分には右サイドにいたDFの馬場晴也がパス交換で中央へ切り込み、最後は途中出場の杉本竜士からのダイレクトパスを受けたFW佐藤凌我が同点ゴールを蹴り込んだ。

終了間際には東京Vが一方的に攻める展開になったがゴールは奪えず、試合は1-1のまま終了した。それでも東京Vは連敗を2で止めた。

佐藤凌は「連敗の後の試合ということで、気持ちを強く持って入ろうと。戦う部分や自分たちのボールを持つという部分ができた時間帯もあった。決めきるという部分で自分がもう少しできれば勝てたかなと思います」と、同点ゴールにも浮かれず、反省点を口にしていた。