セレッソ大阪は6日、06、07年にDFとして在籍した元選手の宮本卓也(みやもと・たくや)氏が、1日に亡くなったことを発表した。38歳だった。

宮本氏が今春からジュニアユース(U-15)コーチとして所属していたJ2V・ファーレン長崎は、不慮の事故での死去だったと発表した。

広島県出身の宮本氏は、サンフレッチェ広島の下部組織から大商大に進み、06年に新卒の練習生としてC大阪に入団。J1だった1年目の06年に15試合、J2に降格した07年は28試合に出場するなど主力級の選手だった。

その後はモンテディオ山形、アビスパ福岡に移籍して13年限りで現役を引退。14年からは古巣C大阪の下部組織で指導者生活をスタートさせ、非常に勤勉なコーチとして評判だったという。

通算はJ1で101試合、J2で106試合出場。

C大阪に入団した当時、強化責任者だった西村昭宏氏(63=JFL高知GM)は5日に訃報を聞いたといい、「本当にまじめな選手だった。練習生で入ったが、現場はすぐに使えると判断してプロ契約を結んだ。当時のC大阪では、まさに水を運ぶような選手。本当に残念でならない」とコメントした。