セレッソ大阪の売り出し中、DF毎熊晟矢(まいくま・せいや、24)が、大先輩の前でゴールに絡む活躍を誓った。

C大阪は14日のJ1リーグ名古屋グランパス戦(豊田ス)に、今季初の連勝を懸けて臨む。

前節ジュビロ磐田戦で、J1初ゴールを含む全2得点で今季ホーム初勝利の立役者になった毎熊は、本職の右サイドバック(SB)ではなく、攻撃的MFで3試合連続の先発が濃厚だ。

当日の名古屋戦の前には、名古屋のクラブ30周年レジェンドマッチが開催され、同クラブOBで元日本代表FWの玉田圭司さん(42)が出場予定になっている。

毎熊にとっては、昨季まで在籍したJ2V・ファーレン長崎で2年間、玉田さんとは先輩と後輩の関係だった。

「玉田さんには、今年も食事に連れていっていただいた。長崎時代から大変、お世話になっており、『14日の試合は、絶対に出場しろよ』と激励してもらった。ゴールに直結する仕事がしたい」

11日、大阪市内での公開練習後、毎熊は高いモチベーションの試合になることを明かした。

右SBとして今季、C大阪に移籍してきたが、小菊昭雄監督(46)がFW出身の毎熊の攻撃センスを見抜き、ここ最近は右の2列目で起用されている。

「ペナルティーエリア内に進入できるのが、僕の強み。その回数を増やし、質も上げていきたい」

昨季限りで現役を引退した玉田さんは、J1通算366試合99得点でワールドカップ(W杯)には2度も出場した目標の存在。急成長している姿を目の前で披露したい。【横田和幸】

J1順位表はコチラ>>