アルビレックス新潟レディースの村松大介監督(44)が25日、聖籠町のアルビレッジで会見を行い、新リーグ初年度を振り返った。

WEリーグは日本初のサッカー女子プロリーグとして昨年9月に開幕。1季目の今季は11クラブが参加し、新潟は8位で終えていた。

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-今季を振り返り

「苦しいシーズンだった。主軸である川村(優理、MF)の開幕前の戦線離脱や、前半戦はケガ人も相次いだ。勝てない状況が多かった中、選手たちのモチベーションを維持していくことは大変だった」

-プロリーグになり、これまでとの違いは

「強度が高くなっている。プロ化したことでサッカーに打ち込める環境であったことも1つ。その強度に太刀打ちできる準備をしていかなければいけない」

-成長できた部分は

「後半戦、勝ち点は積み上げられなかったが中断期を経て、前半戦との違いを出せたことが大きい。特に守備の成果は大きかった」

-強化する部分は

「観察する力、選ぶ力、技術面をもう1度見つめ直す。攻撃と守備はいつも同じにある。攻撃を意識しながらの守備、逆も同じ。厚みのある攻撃と切り替わった後の早い守備をもっと高めていきたい」

-選手の成長は

「課題が違う中で成長はうかがえた。練習後の自主練習も、自分の課題と向き合い、取り組めるようになってきた」

-若手への期待は

「経験値が高い選手から何を感じ、どんな行動を起こすのか、自身を変えようという気持ちが膨らめば、さらによくなる」

-3位以内の目標に及ばなかった

「結果も大事だが、今季得たものを踏まえ、より成長した形で来季を迎えたい。ゴール前の決めきる力、守りきる力など高めなければいけない部分は高めていく」