J3松本山雅FCはJ1ジュビロ磐田に敗れ、2回戦で姿を消した。名波浩監督(49)にとって、19年6月に磐田の監督を退任後、古巣との対戦は2度目。かつての本拠地ヤマハスタジアムでは初となった。

前半4分、カウンターからMF田中パウロ淳一(28)がネット揺らす。幸先よく先制点を奪ったが、後が続かなかった。前半で逆転を許すと、後半にも3失点。同37分にFW小松蓮(23)が2点目を奪ったが、反撃はここまで。5失点を喫し、完敗した。

名波監督は「磐田の社員、選手、スタッフが温かく迎えてくれた。気持ちよく試合をして、気持ちよく負けたなという感じ。5失点は真摯(しんし)に受けとめてやっていきたい。今後、攻撃的にやらないと、J2昇格は夢のまた夢。その中で、カテゴリーが2つ上の相手から2点取れたことは良かった」と振り返った。