元サッカー日本代表MF中村憲剛氏(41)が4日、横浜市神奈川区民文化センターで行われた「ヨコハマフットボール映画祭2022」のトークショーに登壇し、現役日本代表戦士にエールを送った。

現在、サッカー界は代表活動期間中で、日本代表は6日に東京・国立競技場でFIFAランキング1位の強豪、ブラジル代表と親善試合を行う。

中村氏は「楽しみですね。(2日の)パラグアイ戦も見ましたが、自分たちの現在地を測るには絶好の機会」と語り「(今秋の)W杯まで時間もない中で、勝つことも大事ですけど、それ以上にW杯の時に日本が何をしないといけないのか。漠然と理解はしていると思いますが、強い相手とやらないとわからないこともある。格上とみられている相手に攻守でどれだけできるのかを知ることが大事かなと思います」と話した。

4-1で勝利したパラグアイ戦では、中村氏と同じ川崎フロンターレでのプレー経験を持つMF三笘薫、田中碧が得点を決めるなど活躍した。今の日本代表には直近5年のJリーグで4度優勝した川崎Fでのプレー経験者も多い。中村氏は後輩たちの活躍に「みんな頑張っているなって感じ」と笑顔をみせ、「みんな次(ブラジル戦)を楽しみにしているみたいでしたし、欲を言えばみんな出て全員活躍してほしいなと思います」と期待を込めた。

同映画祭では中村氏の半生を描いた映画「ONE FOUR KENGO THE MOVIE~憲剛とフロンターレ 偶然を必然に変えた、18年の物語~」も上映。トークイベントの司会は、今年3月までJリーグチェアマンだった村井満氏(62)が務めた。

【松尾幸之介】