J1サガン鳥栖で今季から指揮を執る川井健太監督(41)は「テンポ」を、J1リーグ後半戦を乗り越えるキーポイントに掲げた。

9日、佐賀・鳥栖市内の練習後にオンライン対応。ここまで16試合を振り返り、5勝9分け2敗で8位の健闘に「我々のテンポで試合を行うというところは、非常にどのチーム相手にでもできた」とし、好感触を得ている。

リーグ戦は、中断期間空けの18日ジュビロ磐田戦(ヤマハ)から再開するが、ボールを支配して攻守に圧倒するスタイルは変わらない。「テンポを出して、相手がついて来られないような状態にしたい。もし磐田さんがテンポを落としてゲームを進めようとすれば、我々のテンポに持っていくことが一番重要」といい、主導権を渡さない試合運びで翻弄(ほんろう)するつもりだ。

元日本代表MF遠藤保仁(42)を中心にボールを動かして来る磐田に対して、MF堀米勇輝(29)も「相手がどのチームであろうと自分たちのテンポでやるだけ。(磐田の)分析が入って来ると思うので、それをベースに積み上げたことをぶつけるだけ」と強気を見せた。