J2アルビレックス新潟のDFトーマス・デン(25)がチーム完全合流までカウントダウンに突入! 1月のチーム加入から今季初出場に向けてピッチが上がる。「来週、再来週には完全交流できる。ダイナミックなプレーで勝利に貢献したい」と笑顔。別メニューでの調整が続いた原因、負傷箇所は明かさなかったが「不安なくプレーできる。あとはコンディションを仕上げていく」と自信をのぞかせた。

J1浦和から完全移籍で加入したセンターバック。危機察知能力とスピードを武器に広範囲をカバーできる。足元の技術も高く、積極的にビルドアップに参加する。首位を走る新潟の失点はリーグ最少タイの18。うち9試合を完封(完封勝利は8)している。千葉、舞行龍、田上、早川らとの定位置争いとなるが「競争してチームは強くなる。無失点が多くなれば、勝つ可能性は高まるので力を発揮したい」と意気込む。

昨年の東京五輪ではU-24オーストラリア代表の主将を務めた。オーストラリアは今年11月のカタールW杯出場を決めている。W杯メンバー入りの可能性もあるが「新潟の戦術にフィットし、試合に出続けることを一番に考えている。その先に、ワールドカップ出場の可能性があると思う」と話した。【小林忠】