天皇杯で屈辱的な敗戦を味わった川崎フロンターレは、勝利でリフレッシュとはならなかった。ホームにジュビロ磐田を迎えたリーグ戦第18節。前半33分にDF谷口からの浮き球パスに、DF山根がダイレクト弾。日本代表コンビのホットラインで幸先よく先制したが、後半40分に右CKから同点とされ、引き分けに終わった。

22日の天皇杯3回戦では、J2東京ヴェルディに0-1で敗戦。それ以来の公式戦だっただけに、勝ち切りたかった。DF谷口は「2点目を取れたら良かったけど、それ以上に1-0で終わらせられる試合だった。集中力が足りなかった。まだまだ勝利に対する気持ち、迫力は上げていかないといけない」と唇をかんだ。FW小林も「こういう試合を勝たないと優勝は…」と何度も首を振った。

王者として、仕切り直していくしかない。