セレッソ大阪の高校3年生プロ、FW北野颯太(17)が28日、大阪市の舞洲グラウンドで行われた全体練習に部分合流した。

6月中旬までフランスで行われたモーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際)に、U-19日本代表として参加。全4試合に出場し、初戦のアルジェリア戦では先発し、決勝ゴールも記録した。帰国後はコンディション不良で別メニューが続いていた。

北野は「フランスでは通用する部分もあったが、世界との差も改めて感じた。一番はフィジカルやスピードの差。普段のJリーグでは、伸びてこないところから(外国勢は)足が出てきたり、追いつかれたりした」という。

この日、部分合流を見届けた小菊昭雄監督(46)は「最終確認をして、問題なければ(29日から)フルメニューに参加してもらう」と説明。

J1リーグの次節7月2日、川崎フロンターレ戦(ヨドコウ)の出場は厳しいが、次々節の同6日鹿島アントラーズ戦(カシマ)には間に合う可能性がある。

高校3年の北野はプロ契約を結んだ今季、J1ではここまで11試合無得点ながら、ルヴァン杯1次リーグは5試合3得点の活躍。特に鹿島戦は2戦2発と相性抜群で、鹿島キラーとして期待されている。