柏レイソルのネルシーニョ監督(71)が30日、ホームでの鹿島アントラーズ戦(7月2日)に向けオンライン取材に応じ、猛暑対策として、練習時間を夕刻に変更したことを明かした。

28日は午前練習だったが、練習の終盤に炎天下の状態になるため、練習を夕刻のスタートに変えたという。「日が沈む時間帯にやっているので、風が吹くと、より体力的な部分を気にしなくても済む。変更してからより技術的、戦術的、フィジカルも含めて効率のいい練習ができている」と話した。

25日は、首位の横浜F・マリノスと戦い4失点で完敗した。勝利していれば、首位に勝ち点差が1に縮まる大事な試合だったが、ミスが続き自滅。指揮官は「もう少しゲームに注意して入る必要があった」と振り返る一方で「結果だけ見ると最悪だったが、前期取り組んできたものを全否定するようなひどい内容ではない。基本路線は変えず、積み上げてきたものをより高いレベルに持って行く準備をしている。同じ過ちを繰り返さないよう、前節を真摯(しんし)に受け止め次節につなげていければ」と前向きだった。

次節も2位の鹿島との上位対決となる。相手はFW上田がベルギー移籍が近づき欠場が濃厚だが、強力な攻撃陣に変わりはない。ネルシーニョ監督は「中盤から前の選手は相当クオリティーが高い選手がそろっている。相手のアタッカー陣をどう封じ込めるかが鍵になる」と話す。今季のチームはFW細谷ら柏ユース出身の若手が躍動し、5位の好位置につけている。昨季からの積み重ねもあり、指揮官も「水からワインになった」とチームの成熟度に手応えを口にする。前節の反省を生かし、チーム一丸で鹿島に立ち向かう。

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