JFL鈴鹿ポイントゲッターズのFWカズ(55=三浦知良)が2日、三重県内で取材に応じ、Jリーグ準加盟資格が剥奪されたことに正直な思いを吐露した。

チームはこの日、四日市市内で失格が決まってから初めての試合、リーグ第14節の奈良クラブ戦に0-4で敗れた。

5月に右太ももを痛め治療に専念中のカズはベンチ外で見守った。

カズの主な一問一答は以下の通り

-Jリーグ準加盟資格である「百年構想クラブ」資格が失格となった

カズ 「J3昇格という目標を掲げていて、権利はなくなってしまったが、でも、これも受け入れてやっていく。どうなるか分からないところで契約したので、こういうことも覚悟しながら。こういう結果になってしまったのは選手としては本当に残念。でも、クラブの歴史として新たに一からしっかりとやり直して、クラブとしてはやっぱり三重県、鈴鹿市が誇れるクラブになるように」

「僕自身は来年の1月31日まで契約がありますので、その契約を全うしたい。チームが少しでも上に行けるように、そしてまたライセンスを取得できるように。サポーターの獲得もそうですし、本当に必要と思ってくれるようなクラブに、少しでもなれるように協力したい。今年のリーグで、クラブとして少しでも認めてもらえるような成績を残したい」

-三浦監督とは話したか

カズ 「はい、しました。こうなってしまった以上は、今年4位以内に入っても昇格することは絶対にないわけで。それでも目標に向かって進むことは何一つ変わらない。僕自身もいろんな経験をしてきましたから、どんな時も自分自身がグラウンドでやることは変わりませんし。1試合でも多く勝てるようにやっていきたい」

-右太ももの負傷から復帰のめどは

カズ 「ドクター、トレーナー、クラブとちゃんと話しながらやっていて、プランは今ここではすぐには言えませんけど、もうちょっと時間はかかると思いますけど、しっかり治してピッチに立てるように準備していきたいと思います」

-選手たちは厳しい精神状況で戦った

カズ 「今日は本当に勝ちたかったと思います。ふがいない試合をしてしまったら、やはり精神的なダメージが大きいんじゃないかとか、いろんなことを思われてしまう。絶対勝ちたかったと思う。でも選手は、僕が見てる限りでは全力を尽くして頑張ったと思いますし、こういうこともサッカーの一部ですから、次の試合に向けてまた新たに次の1勝を目指してやるしかない。僕も悔しいですけど、やってる選手はもっと悔しいし。その悔しさを次につなげてほしい」

-加入時にJ3昇格を目標に掲げていたが、今季の新たな目標は

カズ 「僕自身はやはり、今後クラブがライセンスをまた復帰させるために頑張ると思いますので、そこにつなげるためにも、サポーターが応援したくなるような試合をしないといけないと思っています。ライセンスを復帰させてからのことを考えて、来年につながるようなシーズンにしないといけない。下位で終わるのか、上位で終わるのかでやはり見てくれる人たちは、来年に向けて変わってくると思います。うまく、クラブの努力と選手の努力が両方、一緒に上がっていかなきゃいけないかなと思います」