サンフレッチェ広島の「日本代表コンビ」が、先制点を生んだ。

後半9分、野津田岳人の右足のクロスを、ペナルティーエリアに走り込んできたMF森島司が頭で豪快に決めた。

前半は両チームとも譲らす、一進一退の攻防が続いていたが、国内組で臨む東アジアE-1選手権のメンバー入りした2人の力でゴールをこじ開けた。

森島は16年のプロ入り後最多となる今季6ゴール目。6人が代表選出された広島だが、京都も粘りを見せた。

京都の曹貴裁監督は後半28分に、32歳のFW大前元紀を投入。その4分後、DF白井康介の右からのクロスを、一度は広島GK大迫敬介が触ったが、流れたボールをファーサイドにいた大前が頭で押し込んだ。今季から加入した大前にとって、J1でのゴールは大宮時代の17年7月8日札幌戦以来5年ぶり。

値千金の同点弾で1-1に追いついた。両チームとも最後まで譲らず、勝ち点1を分け合った。

勝てば3位浮上の可能性があった広島は、悔しい3戦未勝利(2分け1敗)。

古都で3年ぶりに祇園祭の山鉾(やまぼこ)巡業が行われたこの日、京都はホームで執念のドローとなった。

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