北海道コンサドーレ札幌MF宮沢裕樹(33)が今季初連勝へ気合を入れた。オフから明けたチームは10日、札幌・宮の沢で13日ヴィッセル神戸戦(札幌ドーム)に向けて練習を再開した。

5-1で勝利した前節7日湘南ベルマーレ戦で、ミドルシュートで今季2点目を決めた主将は「引き続き自分たちは勝ち点を取っていかないと厳しい状況。今季連勝できていないので、ここでできたら大きい」と見据えた。

自分たちの歩んできた道を信じた結果が、6試合ぶり白星につながった。湘南戦前まで5戦未勝利(2分け3敗)と苦しんでいた。正念場に向けて、戦い方についてチーム内で検討された。「暑さもある。試合何日か前からブロックで戦うのか、しっかり前からプレスをかけるのかって話があった」という。ブロックで相手を引き込む戦い方も選択肢には挙がったが、結果的に選んだのはハイプレス。「自分たちがやってきたことをはっきりやった方が自分たちの良さが出せるということでチームとして決断した」。選択は間違っていなかった。

順位は現在11位。だが残留争いは熾烈(しれつ)。油断はできない。あと2試合でJ1通算200試合出場を迎える背番号10は「ホームでサポーターの応援を受けながら勝ち点3を目指したい」と誓っていた。