王者が、望むべき場所に帰ってきた。川崎フロンターレが、リーグ戦4連勝で暫定首位に返り咲いた。

前半26分にFW知念のダイビングヘッドで先制。後半2分には右CKからMFシミッチの今季初得点となるヘディングで追加点。同11分には、FWマルシーニョが自陣から独走。相手CKのこぼれ球を拾った味方からのパスで抜けだすと、飛び出していたGKの頭上を狙ったループシュート。同42分には、MF大島がこぼれ球を押し込み、今季初得点。王者が、カップ戦を含めて8月を負けなしで終えた。

試合後、会見に登場した鬼木監督は「一戦必勝で戦っていくだけ。試合数の関係で、首位に立っているだけ。首位という風には思ってはいません。ただ、常に首位を目指して戦っているチームではある。望んでいるところに立っていることをプレッシャーに感じて、望んでいるところで、どれだけやれるか、それは自分たち次第」と引き締めた。