J2ザスパクサツ群馬の元日本代表MF細貝萌(36)が、J1浦和時代の10年以来、Jリーグで12年ぶりにゴールを決めた。0-1の後半52分のPK。「元々自分が蹴るというのは決まっていた。気持ちで押し込もうと思っていた」と、右足でゴール左隅へ豪快に蹴り込んだ。細貝のガッツポーズと同時に試合終了の笛が鳴った。

珍しい形でPKを獲得した。1点ビハインドで迎えた後半ロスタイム、敵陣での直接FK。ラストプレーということでGK櫛引も敵陣ゴール前に攻め上がった。ペナルティーエリア内で混戦となり、最後は櫛引の右足で放ったシュートが相手選手の手に当たった。珍しいGKのシュートで得たPKを、元日本代表ボランチが落ち着いて決めて土壇場で同点に追いついた。

細貝はJ1浦和で活躍し、11年にドイツ1部のレーバークーゼンに移籍。アウクスブルク、ヘルタ、シュツットガルトなどでプレーし、17年にJ1柏に移籍した。19年から2シーズンはタイのクラブに所属し、21年9月にJ2群馬に加入していた。

国際Aマッチ通算30試合1得点。J1通算120試合5得点。J2通算18試合1得点。ドイツ1部リーグ通算102試合3得点。

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