浦和レッズがセレッソ大阪に完封負けし、公式戦8試合ぶりに黒星を喫した。前半24分に先制を許し、そのままC大阪の堅い守備に阻まれた。

けがで離脱していた日本代表DF酒井宏樹(32)が3試合ぶりに復帰。浦和のリカルド・ロドリゲス監督(48)は、酒井について「彼は常に最大限の力をピッチに出し尽くす選手。今日もしっかりとやれることを最大限出してくれた」と話し、今後についても「戻していける余地はたくさんある」と前向きに見通した。

 

浦和ロドリゲス監督の一問一答は以下の通り

 

--試合を振り返って

今日は非常に難しい試合になってしまった。相手のDFが堅いことは分かっていたので、いかに破っていくかが1つの目標になっていた。彼らのDFが堅いだけでなく前からのプレッシングで、我々にいいビルドアップをさせてくれないのもあり、C大阪が我々をうまく消した印象がある。

後半3人選手を替えていきましたけど、ピッチで見えた通り、コンディションが上がりきっていないところがあった。いつものレベルを出すことが難しい試合になった。

最後の時間帯のほうには攻撃の手段で、クロスが多くなってしまって、そうなると我々にアドバンテージが生まれる攻撃ではなくなってしまう。結果は、やはり相手にチャンスをものにされてしまった。失点してしまうと今日の試合で起こったように、なかなか難しい試合になってしまう。

 

--選手に疲れがあったか

疲労は走るだけではなく、神経系の目には見えないところも影響しているのかなと感じる。特に何人かはフレッシュさが欠けている部分があった。強い相手になってくると1つ1つのプレーの質が求められてくるし、判断もフィーリングが欠けていると遅れるところがある。

 

--チャンスを決められて先制点を与えた

彼らにとってあの先制点は試合を決めるきっかけになってしまった。0-0に抑えていくことできれば、点をとって勝つ可能性もあったし、引き分けになる展開だった。我々のいい形でのチャンスの数が少なかったので、引き分けが可能性としては大きかったのかなと思う。

 

--復帰した酒井宏樹の状態は

彼は常に最大限の力をピッチに出し尽くす選手。今日もしっかりとやれることを最大限出してくれた。コンディション的には90分できる状況じゃなかったし、トレーニング自体を多くやって臨めたわけではない。戻していける余地はたくさんある。

酒井だけでなく、デービッド(モーベルグ)、小泉、他の選手も。離脱していた選手も最大限チームに貢献するプレーができていたと思う。ただ、頭でやろうとしても体が追いつかない、特に離脱していた選手はフィーリングが欠けていた部分はあったのかなと思う。ただ最大限ピッチで出し尽くしてやってくれたと思っている。