Jリーグは20日、日本野球機構(NPB)との新型コロナ対策連絡会議を行い、野々村芳和チェアマン(50)が声出し応援緩和の進捗(しんちょく)状況について説明した。

政府の基本的な対処方針が変更されたことにより、声出し応援エリアは収容人数の50%、その他のエリアは100%の観客を入れることが可能になったという。

現在は希望するクラブは全て、声出し応援を可能にすることができる。「Jリーグのクラブでも、今48クラブが声出しをしながらお客さまを迎えることが出来ている。コロナ前に近づくような状況になりつつあるのは、1歩、進歩かなと思います」。声出し応援の実証実験を行いながら、着実に前進。これまでは当たり前だった、声を出して応援できるスタジアムの環境を取り戻しつつある。

また年内を目標に、NPBとともにこれまでのコロナ対応の実績をまとめ、発表する予定。社会のコロナ対応の変化を受けて、JリーグやNPBとしても今後の最適な対応策を模索する。