今年30年目を迎えるJリーグの「30周年オープニングイベント」が25日、都内で行われ、元サッカー日本代表の内田篤人氏(34)がJリーグが発展する方法について語った。

元サッカー日本代表の中村憲剛氏(42)や槙野智章氏(35)らとともにゲストとして登場。リーグにビッグクラブがあることの意義について、Jリーグの野々村芳和チェアマン(50)から聞かれ、ドイツ時代の自身の経験をもとに話した。

ブンデスリーガのシャルケに長く所属し、ドイツのビッグクラブ、バイエルン・ミュンヘンとは何度も対戦。「バイエルンとやるときは、自分の価値を高めるために一生懸命やりますし」と振り返った。「国に1つ2つ、大きなクラブがあるのは大切。大きい都市に付随してビッグクラブはできやすい。東京、大阪は作りやすい環境にあると思う」。シャルケ時代は同僚から「ウッシー、Jリーグでいいチームないか?」と聞かれることもあったというが、Jリーグの特定のクラブに入りたいと言われたわけではなかった。「このチームでやりたいから紹介してくれとなれば、ビッグクラブを中心にJリーグがもっと世界に発信される。もっと実力のある選手も来やすくなって、盛り上がるのかなと思う」。

選手のメディアでの露出を増やす方法についても、ゲストがさまざまなアイデアを提示。内田氏は、ツイッターなどのSNSで発信することの重要性を説いたが「(現役時代に)私はツイッター、インスタグラムをやっておりませんでした」と苦笑いで告白。「槙野君と一緒に頑張ります」と、あらためて意気込んでいた。