全日本高校女子サッカー選手権で2大会ぶり6度目の優勝を飾った藤枝順心が25日、静岡県庁で川勝平太知事(74)を表敬訪問した。戸田雪子校長と中村翔監督(34)、選手18人が出席。「史上最多優勝」で、新たな歴史を刻んだイレブンが大会の結果を報告した。

中村監督は「勝ち負けだけでなく、選手は質の高いプレーにこだわり、取り組み続けたことが優勝につながった」と語った。昨夏全国総体は無得点で初戦敗退。今大会は7人で13得点を記録し、どん底からの成長が栄冠をつかんだ。MF三宅怜主将(3年)は「2年ぶりに優勝報告ができてうれしい。たくさんの応援ありがとうございました」と感謝した。同席した戸田校長は「全員がそれぞれの役割を果たした結果。県民の皆様の期待に応えてくれた」と笑顔を見せた。

決勝をテレビ観戦した川勝知事は「情熱・規律・尊敬を併せもった素晴らしいチーム。この快挙は静岡というより日本の誇り。おめでとうございます」と活躍をたたえた。【山口昌久】