Jリーグは31日に理事会を行い、クラブ配分金の変更点を発表した。

従来は所属カテゴリー(J1~3)に準じて一定額が支給される「均等配分金」に重きが置かれていたが、競技成績やファン増加といった「結果配分金」を中心にシフトする。

今年はDAZNの視聴者数などで配分する「ファン指標配分金」を3億4000万円増額し、総額13億4000万円に変更。24年度からは、前年度の競技順位と人気順位に基づいた配分金の支給を開始する。

また、現状はJ1クラブの配分金はJ2の2倍程度となっているが、将来的に5~6倍になるように段階的に割合を高めて行く方針。欧州の配分金は同程度の格差があるという。

野々村芳和チェアマン(50)は「トップ10に入るようなクラブを目指すモチベーションになるような傾斜にした方が、今の段階ではいいのではないかと決まった」と説明した。配分の差をよりつけることで、世界で戦えるビッククラブ創出を目指す。