サッカーJ1の鹿島アントラーズのブラジル人MFピトゥカ(30)が4日、鹿嶋市内での練習後にオンライン取材に応じ、タイトル奪還へ手応えを口にした。

5日にはカシマスタジアムでJ2東京ヴェルディとの練習試合が行われる。宮崎キャンプではJ2徳島、岡山、町田に3連敗を喫した。だが、ピトゥカは「結果だけ見ていると、不安に思われるかもしれないが、新しい選手が入り新しいことにチャレンジしている中でだんだん整理がついてきている。正しい方向に一致団結して進めている」とキッパリ。

東京Vとの練習試合に向け「結果は求められるが、結果よりもキャンプやクラブでの練習を経て、知らない相手と戦ってどこまで成長したかを確認するかが大事」と位置付けた。5日の練習試合はスタジアムのメインスタンド1階席を開け、声出し応援が可能。「サポーターの声援の後押しが力になる。自分たちも全力でプレーし、サポーターが求めるものに応えたい。鹿島がビッグクラブだと証明できるようにチーム一丸で戦えれば」と意気込む。

今季はタイトルを知るDF植田、昌子が復帰し、タイトル奪還へ戦力はそろった。ピトゥカも「海外でプレーし優勝経験がある選手が戻ったことはプラス。去年は若い選手が多く、そこに経験がプラスされた」とし、ただ「彼らの経験を生かした上で、最後、優勝していたら」とタイトルを見据えた。