首位を走るヴィッセル神戸が、アウェーで今季5勝目を挙げた。

後半10分、FKのこぼれ球をMF汰木康也が今季初ゴールとなる先制弾。同23分にも汰木が右からのクロスを、ゴール前で技ありシュートで流し込み2点目を挙げた。

「とりあえずホッとしました。1発目は(ボールを)浮かさないことだけを考えた。浮かさなければ(ゴールに)入るだろうと。焦りがありました。アタッカーなので、ゴールかアシストをしないといけない。結果を出すために、もがいていた」

そう言って汰木は笑顔を見せた。J1リーグ戦での2得点は昨年8月13日札幌戦(2-0)以来。吉田孝行監督は「本人は多少、焦りもあったでしょうが(得点を)入れることで、彼の持っている技術をより出せたと思う。昨年より献身的に守備をしているし、レギュラー争いを意識して、負けられないという気持ちを出してくれている」と汰木を評価した。

同35分には元日本代表FW大迫勇也が、MF武藤からのパスを右足で決め、3試合ぶりの今季3点目でダメ押し。

神戸は後半だけで3得点を奪い、3連勝と勢いに乗る京都に快勝した。

昨季は残留争いに巻き込まれたが、2連勝で5勝1敗とし首位を守った。

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