ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタ主将(38)は、今季初めてJ1リーグ戦でベンチ入りを果たすも出番はなかった。

アンナ夫人の出産に立ち会うために開幕前にチームを離れ、2月25日にバルセロナ市内の病院で第5子(三女)が無事に誕生。ケガの影響もあってメンバーから外れ、3月26日のルヴァン杯・横浜FC戦(1-0)で後半途中から今季初めてピッチに立っていた。

この日はピッチ横でウオーミングアップを続け、後半にMF汰木康也が2ゴールを挙げると抱き合って祝福した。チームは元日本代表FW大迫勇也も同35分にダメ押し弾を決め、関西ダービーで3得点の快勝。リーグ戦は5勝1敗で首位を守った。

吉田孝行監督は「(前半は)お互いに長いボールで様子を見ながら、後半に我々が集中力を切らさずにやることができた。得点が生まれ、失点もゼロに抑えることができた」と勝利を喜んだ。