ヴィッセル神戸を今夏限りで退団する方向となった主将の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)の花道の舞台が整った。

6月6日、国立でのバルセロナとの親善試合が計画通り実施されることが6日、分かった。神戸は翌7日に天皇杯2回戦を控えていたが、同14日への変更が確実となり、日程上の問題がクリアされた。

関係者によると、中東や米国のクラブがイニエスタに興味を示し、同選手は神戸退団後も現役続行を望んでいるとされる。一方で本人が新天地の環境などに納得できない場合、神戸で現役生活を終える覚悟もあるという。その時は、古巣バルセロナ戦が「日本最終試合」から「引退試合」になる。

この日、イニエスタの退団について問われた神戸吉田監督は「分からないことなので、コメントはできない」と明言を避けた。