ヴィッセル神戸は27日にホームでFC東京と戦う。

神戸市西区のいぶきの森球技場で前日調整し、吉田孝行監督(46)がオンライン取材に対応した。

前日25日に退団会見をしたMFアンドレス・イニエスタ(39)について、「ヴィッセルで5年間プレーしてくれた。世界のスーパースターが来てくれるというのは、チームにとっても非常にうれしいことだったし、ヴィッセルだけでなくJリーグにも大きな影響を与えてくれた」と話した。

会見でも話題となった選手起用については、「自分は勝つために今までやってきている。そのために毎試合やっていくだけ。目の前の試合で良い状況の選手を使っていくというだけ」とだけ話し、これまでと変わらぬ姿勢を示した。

イニエスタは会見で、「このクラブを去る前に、まだ2つの大事な出来事が残っている」話し、6月6日に国立競技場で行われるバルセロナとの親善試合と、神戸でのラストマッチになる7月1日のホーム札幌戦を挙げた。そのため、その2試合にフォーカスした調整になるのかとも思われたが、指揮官にその考えはないようだ。

「7月1日までゲームがあるので、残りの期間もチームの戦力になってもらいたい」

あくまでも7月1日までは必要戦力であると考えている。状態を見極め、試合終盤のチームに必要となれば、積極的に起用することになりそうだ。