DAZNの「Jリーグ・ジャッジリプレイ」で、27日の第15節「鳥栖-鹿島」(2-2、27日、駅スタ)での事象が取り上げられた。

鹿島が1点を追う後半26分。鹿島MFアルトゥール・カイキ(30)が、FW鈴木のスルーパスに抜け出し、ペナルティーエリア内で決定機を迎えた。カイキがドリブル中、鳥栖DF山崎が足を出し、カイキが転倒したが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定の末、ノーファウルとしてPKは与えられなかった。

ゲストの元日本代表の安田理大氏(35)は「僕は、PKだと思います。ディフェンダーとしては、足を出すのはイージー。慎重になって良かった。そこを教えていかないと、世界でこんなイージーなファウルをしていると勝てない」と、守備選手の立場としてPKを主張した。

一方、FWの元日本代表のハーフナー・マイク氏(36)は「カイキ選手には申し訳ないけど、(ファウルを)もらいに行ってるなと感じる。このままいったら1点ものですが、左足が前に踏み込めていたら…。見せ方ですかね。見せ方のアップデートできていなかったな」と見解を述べた。

元審判員の家本政明氏は「気になるところは、DFの足の出すタイミングが不用意。カイキ選手のコンタクト後の足の残し方と運び方、両方ある。主審は、総合的にフットボールコンタクトの許容範囲で、足を残してファウルをもらったダイブのプレーで反則とは判断しなかった」と解説し、「個人的に言えば反則だと思います」と話した。

【動画】ジャッジリプレー 神戸山川、鳥栖山崎、湘南舘のプレーを家本政明氏らが検証