J1アビスパ福岡は31日、福岡市内で練習し、ガンバ大阪戦(6月3日、ベススタ)へ備えた。

元日本代表MF井手口陽介(26)が、3月4日柏レイソル戦以来、3カ月ぶりとなる古巣戦で実戦復帰する可能性が高まった。

G大阪戦での出場の可能性を問われ、長谷部茂利監督(52)は「出る可能性はあります。ここ何日か、全体練習で元気。ずっと元気です」と前向きだった。

井手口もG大阪戦を目標にリハビリを続けてきた。この日、ハーフコートを使った6対6の実戦形式練習では、激しく球際で攻防。シュート練習では、クロスからヘディングでゴールを決めるなど軽快な動きをみせ「ガンバ大阪戦を目標にしてきて、順調なリハビリで間に合ってよかった」と声を弾ませた。

けがからチーム合流後、まだフルコートを使った実戦形式練習は行えていない。現状に関して「守備で1歩足が出ない。フィーリングを取り戻していかないといけない」と話すが、3試合連続で無得点と決定力不足のカンフル剤になりそうだ。

井手口はセルティックから期限付きで加入し、2月10日にチーム合流。だが、初先発となった開幕3戦目の3月4日柏レイソル戦で右足首を骨折。全治3カ月と診断され、長期離脱を余儀なくされた。

G大阪の要注意人物に「尊敬している先輩の宇佐美さんは要注意」と挙げ、古巣との対戦を心待ちにした。