アルビレックス新潟MF伊藤涼太郎-FW谷口海斗ホットラインがさく裂した。0-1の前半30分、ゴール正面で前向きの状態でボールを受けると、左サイドを見ながら、ななめに入ってきた谷口の動きを見逃さず、ノールックパス。谷口が反転して決め、同点に追いついた。

後半17分にも、伊藤の蹴った左コーナーキックを谷口が合わせて逆転に成功。その後追いつかれたが、2人の活躍が際立った。

セレッソ大阪との開幕戦以来の得点となった谷口は「涼太郎がうまくタイミングを外してくれた」。その美しいラストパスを出した伊藤も「ボールをもらった時に最初は左足で振り抜こうと思ったんですけど、海斗くんがいいタイミングで中に入ってくれて、いくつか選択肢をくれたので、その中で最善の、1番ゴールの可能性あるところを選択したつもりです。海斗くんがよく決めてくれた」と互いにたたえ合った。

チームはリーグ戦の連敗を3で止めたが、谷口は「やっぱり勝てなかったというところで、悔しい部分もありますし、全員で体張っていたので、FWとしては、もう1点取って勝たせたかったです。ゴールを決められたことはよかったですけど、ただそこで勝ちきれていないのが現状」と悔しがった。

試合終了間際に惜しいシュートを放った伊藤も「ああいうところは決めないと行けない。もっともっと上に行くためには、ああいうチャンスを決めてチームを勝たせる、そういう選手にならないとなって思っています。あの場面はきめないといけないなって思います」と反省を口にした。【佐藤成】

【動画】新潟伊藤涼太郎が美ラストパスで同点アシスト「あまりにも美しい」「超絶スルーパス」と反響

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