北海道コンサドーレ札幌MF金子拓郎(25)がクラブのJ1日本人選手最長タイとなる4戦連発を狙う。

敵地サガン鳥栖戦(駅スタ)を翌日に控えた9日、札幌・宮の沢で練習を行った。プロ4年目で自身初の3試合連続ゴールを決めている。「取れていることはいいことだと思う。点だけにこだわらずに、チームの勝利に貢献することが一番」と、今季2度目の連勝を目指す。

クラブではJ1で過去5人が達成している記録に挑戦する。日本人では18年FW都倉賢(36=長崎)のみ。今季はMF浅野雄也(26)が3戦連発をマークするも、4戦には届かなかった。

相手の鳥栖は今季ルヴァン杯では2度対戦し1勝1分けだが、リーグ戦では直近5試合未勝利(2分け3敗)。20年9月16日アウェー戦(2-0)以来白星から遠ざかる。「アグレッシブに走ってくるチーム。走り勝つこと、マッチアップする目の前の相手に全員が負けないことが重要になってくる」と見据えた。

3-0で勝利した7日天皇杯2回戦J3相模原戦は出場を回避したため、状態は「ばっちり。しっかり準備できている」と万全だ。シーズン前半折り返しとなる一戦。J1得点ランキングは浅野とともに8点で3位タイにつける。それでもJ1屈指のドリブラーは満足しない。「突破の数に比べたらもっと点を取れている。1つ1つのチャンスを逃さず、もっともっと積み重ねていけたら」と貪欲な姿勢を見せる。【保坂果那】

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